2012-01-01から1年間の記事一覧

くじけないこと

いまを生き抜くための智慧を、 スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)の長老がブッダの教えをもとに語ります。 固い話は一つもなくて、 優しく語りかけるような内容。 肩の力抜いて、 「とりあえず」と考えて、 と、仏教のエッセンスを現代風にしたものが 説…

宇宙消失

SF小説。 1つ目の核は、脳をナノテクノロジーでいじくりまわして、 感情とか、いろいろ操作できるようになったという世界観。 ベクターの概念を知っていないと後半は理解できない。 この技術を「モッド」と作品中では呼ぶのだが、 2100年頃にはそういう世界…

武器としての決断思考

これは、タイトルは仰々しいが、 一冊丸々ディベートの仕方についてのみ 書いた本。 大学1年生が読んでもいいかもしれない。 武器としての決断思考 (星海社新書) [新書] 瀧本 哲史 (著)

カンブリア宮殿<特別版> 村上龍×孫正義 

村上龍と孫正義、小池栄子。 テレビ番組らしい。 孫正義が偉大な経営者だというのは異論がないかと思うが、 どれくらい偉大かということについては 議論のネタになるかも知れない。 ビジョンのさらに上には信念や思想があるが、 彼の場合、アメリカに渡って…

日本経済復活 一番かんたんな方法

物価とかお金の価値とか、インフレとか、 失業率とか、デフレは駄目だよ、っていう鼎談。 経済の本をなんか読みたいなあ、 と思っている人が読めばよいと思う。 日本経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443) [新書] 勝間 和代 (著), 宮崎 哲弥 (著), …

あいまいな日本の私

あいまいな本。 多分速読に一番向かない部類の本だと思う。 だから思うに、日本語ってのは、 そういう構造なんだと思う。 だからこの本を読んで、 なんか分かったかと聞かれれば、 日本語はあいまいです、 と答える。 それが美しいとか、 守らなければいけな…

愛を読むひと

これはいい映画ですね。 引き込まれます。 エロい映画かと思ったら、 中盤から一転します。 ナチスの話がからんできて、 ドイツっぽい観念論みたいなのも絡み、 恋愛というか、純愛ありの、 悲劇みたいな話。 調べてみたら ケイト・ウィンスレットが主演女優…

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

主人公が老人で生まれ、若返っていって死ぬ映画。 どうやって生まれてくるのか、 精神的には成長するのか、 というところが、どう描かれるか期待して見た。 そのあたりは、うまいこと描かれていた。 これはフィッツジェラルドが原作なのですね。 グレートギ…

1408号室

こわい映画。 ジャンルで言うとホラーなんでしょうか。 かといってたくさん幽霊が出てくるわけでもなく、 少し出てくる程度。 幽霊屋敷をレポートする作家が主人公で、 でるぞ、でるぞ、 と前半の期待の持ち上げ方は半端ない。 その分ハードルが上がっていて…

グローバル・イノベーション 日本を変える3つの革命

日本は技術力はあるが、お金を儲ける仕組み作りが下手。 実行段階での実行力は世界一(オペレーショナル・エクセレンス)。 問題を設定するのが下手。 みたいな話と、 電気自動車の未来の話。 次世代のリーダーに必要な3つの力は、 みたいな話に興味がある…

大洗にも星はふるなり

もともと舞台なんでしょうか。 12月24日の海の家を舞台に、そこから動かない。 台本は良くできていると思った。 多分俳優が人気のある人たちなのだと思う。 大洗にも星はふるなり スペシャル・エディション [DVD] 山田孝之 (出演), 山本裕典 (出演), 福田雄…

決断できない日本

沖縄の基地問題をアメリカの外交官が語る本。 どうして基地問題が決着しないかというと、 賛成派と反対派がいるから。 反対の理由で読んでいて面白いと思ったのは、 利権がからんでいるということ。 原発を受け入れた自治体に補助金が下りるの同様、 基地の…