沖縄の基地問題をアメリカの外交官が語る本。
どうして基地問題が決着しないかというと、
賛成派と反対派がいるから。
反対の理由で読んでいて面白いと思ったのは、
利権がからんでいるということ。
原発を受け入れた自治体に補助金が下りるの同様、
基地の周りの住民に何百億ものお金が下りている。
コンセンサス社会のなかで、
正直に日本と対峙した外交官だったが、
沖縄のメディアに叩かれて勇退した著者が
日本の防衛問題を真に考えながら、
日本社会の問題を浮き彫りにする。
決断できない日本 (文春新書) [新書]
ケビン・メア (著)