星を継ぐもの

なんか古いSFって感じだなあ。


有名だから読んでみたものの、
そこまで引き込まれる感じではなかった。
というのは、作中に出てくるデバイスとかの一部を
もう現代が通り過ぎている感があるのと、
訳者の(すばらしく読みやすいのであるが)訳の日本語が、
やっぱり現代的ではないんだなあ。


パイプでタバコは吸わないし、
そういったこまごまとしたディテールから脳内で再現される映像が、
どうしてもフィルム時代の映画みたいな気がした。


とここまでは、文体の話。


肝心のアイディアなんだが、
着地点の意外さは、そこそこ。



(創元SF文庫) [文庫]
ジェイムズ・P・ホーガン (著), 池 央耿 (翻訳)