子どもの「学びパワー」を掘り起こせ―「学び」を優先する教育アプローチ

ガテーニョさんは、サイレントウェイ(silent way)という教授法を開発した。
先生が基本的には声を発さず、
生徒の気付き(awareness)を授業の中心に置くことで、
学習者の声に耳を傾けることができる。
そしてなにより、生徒には真理性みたいなのがあって、
気づきによって、そこに近づいていくんだ、
といったようなことがその方法の中心である。



というのがサイレントウェイらしいが、
実際どういう手順でやればいいのかとか、
具体的なことについては、
何一つこの本には書かれていない。
ガテーニョ氏の哲学的な思いは良く分かるんだけど、
あくまでも抽象度の高い論であって、
ラクティカルに使える本かと言われれば、そうではない。


ウィキペディアには
It is not usually considered a mainstream method in language education.
とありますが(笑)


と言うか、世の中にこの教授法について、
詳しくまとめた本は存在しているのだろうか。
ワークショップ
https://sites.google.com/site/gaandsw/Home/wsinfo
は日本でも開催されているようですが。


ありましたね。本。
Teaching Foreign Languages in Schools The Silent Way
http://issuu.com/eswi/docs/gattegno_-_teaching_foreign_languages_in_schools_t
これは全部読めるんでしょうか。
版権切れてるのかな。


個人的には、この教授法に大きな可能性を感じています。


子どもの「学びパワー」を掘り起こせ―「学び」を優先する教育アプローチ [単行本]
カレブ ガテーニョ (著), Caleb Gattegno (原著), 土屋 澄男 (翻訳)