セロトニン欠乏脳―キレる脳・鬱の脳をきたえ直す

坐禅(呼吸法)が心身に与える効能は、
脳内セロトニン神経の働きで説明可能である」という仮説
を筆者は唱えているが、
科学的根拠が乏しいとして、レビューには酷評も多い。
しかし、自分の体験上、この本に書かれている
「悟り」とセロトニンの関連は正しいと思う。
だから、
将来著者が評価されるであろうと、
信じる。
個人的には、仏教との関連の件を読みながら、
「やっぱりそうか。」
と非常に納得した。
筆者の閃きは称賛に値する。



セロトニン神経を鍛え、
「うつ」や「キレる脳」を防ぐために、
・呼吸法
・リズム運動
・日光を浴びる
ことを実践してみなさいと書かれているが、
これはそもそも健康法として既に存在するまっとうな方法であり、
健康に良いことは疑えない。


だから、科学的かどうかという点については、
そんなに目くじらを立てることもないのではないかと思うのだが。


セロトニン欠乏脳―キレる脳・鬱の脳をきたえ直す (生活人新書) [新書]
有田 秀穂 (著)