思考のレッスン [単行本(ソフトカバー)] 竹内 薫 (著)
理系対文系みたいな話で、
結局マージナル(境界)だよね、
って、盟友同士の竹内と茂木が話す本。
前半は竹内が生い立ちみたいな話と、
理系文系の話をしている。
これはすごく文系的な文章で、
物語みたいに読みあたりがよい。
これが思考のレッスンになるかというと微妙な本。
まあ、読み物として面白いかもしれないし、
この二人の対談を読みたい人は読めばよいと思う。
言ってることには至極同感で、
まあ本物の人たちだなって感じ。
個人的には、二人が読み返す小説の話が印象的で、
ニュースなんか見なくて、好きな本を読み返すよ、
って言ってるのが、妙に納得した。
2人が大学時代に、参照した本が知れて、
どういった足跡をたどってきたか知れるのは、
若い人にはよいのかもしれない。