人はなぜだまされるのか―進化心理学が解き明かす「心」の不思議
錯視・・・高度な視覚機能のなせるわざ
注意・・・明らかな変化なのに気づけない
記憶・・・ゆがめられたり、作られたり
感情・・・集団を支える怒りと恐怖と好奇心
想像・・・壁のシミが幽霊に見えてしまうわけ
信念・・・なぜ噂を信じてしまうのか
予測・・・将来の危機を過小評価する心の働き
ってのが各章の内容。
進化心理学
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%8C%96%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6)
の話なんだけど、「なるほどへー」という話がいっぱいのっていて、
人間の認知や行動の理由付けとして、とても機能する。
一言で言うと、人間の認知の仕方は何百万年続いた狩猟時代の中で
生き延びる確率が高いように淘汰圧がかかり、アジャストされているので、
ここ数千年の人類の文明の進歩の結果、現状とミスマッチしている部分が多々あるよ、
という話。(だと理解した)
面白かった。