東京の副知事になってみたら

作家の文体だな。と思う。
やはり、小説でなくとも、
日本語特有の省略とかの割合が多いのだと思う。


日本の国益を考えて戦略を打ち出している筆者。
「水道」「空港」「医療」「太陽光パネル
これらの分野では、日本は高い技術を持っているのだが、
世界市場でのシェアでは後塵を拝している。
それは国家戦略がないからだ。
さらにそれはコピーするお手本がないと機能しない官僚機構に
その原因があると指摘する。
(たまたま最近読んでいた、藤井清孝さんの指摘と非常に似ていました。)


そんな中、霞が関や国とやりあう筆者の仕事ぶりが書かれている。
東京から日本を変えていくしか、ないのだなと思う。

東京の副知事になってみたら (小学館101新書) [新書]
猪瀬 直樹 (著)