バベル      

歴史超大作と信じ込んで見出したがそれはトロイだったと途中で気づく。
どっこい、これは名作。


恣意性が生をむき出しにする。
そこには普段やり過ごしている生々しいものが横たわっている。
神は確かに私たちを見ているようであって、
サイコロを振っているのかもしれない。


世界は確かに沢山の人が関わり合い因果やストーリーに溢れているように見える。
がしかし、世界はこのようにただ一つの世界としてそこに存在しているだけなんだろう。
そこにストーリーをつけるのも人間で、悲喜交々は大都会のバベルの塔のもとに夜景と化す。
みたいな・・・


重く大きなものがそのまま流れ来る感じでとても言語化できないですが、
だからこそ素晴らしい映画だと思う。


きっと何を言ってるか通じてないと思いますが。

バベル スタンダードエディション [DVD]
ブラッド・ピッド.ケイト・ブランシェット.ガエル・ガルシア・ベルナル.役所広司.菊地凛子.二階堂智.アドリアナ・バラッサ (出演), アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ (監督)