時をかける少女、はcontingencyについての話。

偶有性(contingency;AではなくBでもありえた/BでもありえたのにAである)についての映画であると思う。
または反実仮想がなければ、現実に対する偏差も働かないということについての話。
ループものファンとしてはランローラランに対するオマージュとしての「走るシーン」を読み取った。
ゲーム的リアリズムを体現する映画であるが、自然主義的読解をするとそこまで泣けない。
強度を感じない。
まぁでも好き。

時をかける少女 通常版 [DVD]
仲里依紗 (出演), 石田卓也 (出演), 細田守 (監督)


ラン・ローラ・ラン [DVD]
フランカ・ポテンテ (出演), モーリッツ・ブライプトロイ (出演), トム・ティクヴァ (脚本)