ミディアム4 第3話 想い出のパリ
ミディアム4 第3話 想い出のパリ
でアリソンが見ている夢で流れているBGMは
10cc - I'm not in love
http://www.youtube.com/watch?v=Y2BavhwpIJg&feature=related
です。
メリッサの気持ちを表している、と思います。
15曲目. 愛ゆえに(10cc) ですね。
感想というか、スクリプトに突っ込んでみたいと思います。
メリッサは、スティーブンの携帯に故意にメッセージをのせることができたか、
という点が少し気になりました。
つまり、メリッサは、というかヘンリーは、
スティーブンが飛行機に乗っている時間を正確に知りえたでしょうか。という疑問です。
スティーブンはメリッサが
今日スティーブンが帰ってくることを知っていた(30:24)と言っています。
しかし、スティーブンが帰ってきたとき(29:26)、
彼は「早い便が取れた」と言ってます。
(ちなみに英語では「My plane got a little early」で
直訳すると「飛行機が少し早く着いた。」となり、微妙に意味が違います。)
予定と異なるフライトだったのにもかかわらず、
留守番電話を残すことができた事実から、
私たちはスティーブンが犯人臭いと思います。
(つまり犯人はスティーブンのフライトが予定と違ったことを知っている
=犯人はスティーブンしかいないことになる)
ですから、この私の疑問は、
スティーブンが犯人であった時に解消されるだろうと予測するわけですが、
実際はそうではないため、この疑問は解消されません。
そこで、このスクリプトを検証してます。
メリッサは、彼が予定のフライト時間とは少しずれたフライト時間で
帰ってくるとは知りえないので、
もともと彼が飛行機の中にいる予定だった時間に電話をしたと考えられます。
(かけさせられたのですが)
アリソンが住むフェニックスからスティーブンの会議があったLAまで
直線距離で約500キロ、飛行機で2時間くらいかかります。
http://sedona.blog.drecom.jp/m/archive/229
つまり、飛行機のフライト時間はどんなに早まったとしても
そのずれは2時間以内でなければ、
メリッサはスティーブンが飛行機に乗っている時間に
留守番電話を残すことができません。
つまりフライトのずれは2時間以内であった、
という隠れた設定がある、という風に読み取れます。
以上。
ちなみにシーズン3まではこんなスクリプトの検証なんかをしなくて、
ただただ毎回脚本の出来に感心しきりだったのですが、
シーズン4からは少し俗っぽくなったというか、少し感じが変わりましたね。
話も毎回暗い、というか、定職もなく、事件が解決しても心が晴れないというか。
マリーも大きくなったので、早く幸せな家庭に戻ってほしいですね。